DQ10ブログがなぜ炎上したのか
そろそろWiiが壊れそう。
お前まだWiiプレーヤーだったんかーい!と言われかねないDQ10の世界。今や化石とも言われそうな現役Wiiプレーヤーでございます。正直ね、ダークキング4とかメイブ4の日に行くと、表示の限界を感じます。もうね、おっそいの。なんだろう。あれ?私いつ触手連打くらったんだろうと思いながらね、もうカンを働かせるって言うのかな?なんとなく連打されちゃった?そんな地雷100%感を出しつつ、1回打ち消したらそれでいっか~というゲームライフを満喫中しています。
前に時間つぶしでネカフェからDQ10で遊んでいた時に感動を覚えましたもん。わあ~見ている世界が違う!ってね。
ゲーム本編より現在進行形で盛り上がっていること
言うてもね、今は私もそんなにログインしていないんですよ。
平均ログイン時間は1週間に30分前後かな?仕事が忙しいっていう理由もあるし、なんやかんやと出張が続きまして。最近ね~出張も基本日帰りなんですよ。東京⇔九州の距離でも日帰り。移動中寝ているけれど、アラサーの体に日帰り出張続きは若干過酷。
DQ10もバージョンアップまで追加要素は少ないし、まあのんびり遊べればいいかなあ~というまったり勢と化しています。
そんなまったり勢の元にも、なんだかすごいニュースがフレ経由で飛び込んできました。
「まるちゃん、ブログ休止するんだって!」
DQ10プレーヤーであれば、1度は読んだ事があるブログ「まんまる堂」さん。
該当ブログを読んでみると、約1年ほど前に法人化。
株式会社まんまる堂となり約1年間は「法人として」ブログ更新業務を行っていたのではないか?等の憶測も含め、絶賛炎上している模様です。
なるほどね。ざっと炎上までの流れも調べました。私もいわゆるWebメディアもコンテンツ産業も、もっといえば著作権にも関わるような仕事をしている1人です。
そしてDQ10プレーヤーとして思う事をツラツラと書いてみたいと思います。
まんまる堂のブログリンクについてどこか記載があるかな~と思いサイトを検索しましたが、ブログについての説明やリンクについての説明が一切ありません。まんまる堂管理者への問い合わせフォームもなく、問い合わせ先の表記もないため、ブログへの誘導リンクのみ掲載します。
(※アフィリエイトを含むサイトなので閲覧は自己責任でお願いします。)
そもそも何が問題なの?
今回の騒動を簡単にまとめると、大手ブロガーのまるすけさんが約1年前に法人化。
簡単に言うと「DQ10を利用して商売しても良いか」って話題が炎上中という流れです。
もちろんまるすけさんがDQ10の開発に携わったのではなく、あくまで1プレーヤー。
ですから、DQ10内で使われている画像やキャラクターをモチーフとして2次創作したイラスト類を「商売として法人が無断でゲームキャラクターを利用するのは可か否か」という点に注目します。
商売して良いんだったら波に乗りたいですよおおおおおお!
※もちろんライセンス契約なしで無断で商売してはダメ絶対!
ゲーム内の守るべきルールが規約だとすると、日本で生活する上で守るべきは法律と思います。
ことわざに「人の褌で相撲を取る」という言葉があります。他人のものを使ったり便乗して利益を得ることを指す言葉ですね。
もしですよ?まんまる堂さんがスクエアエニックス社とライセンス契約等を結ばずキャラクター画像等を無断で使用して法人として利益を得ていたとします。ここまでが仮定。無断使用で法人利用OKとなると、まさに人の褌で相撲を取りたい人がいっぱい登場すると思います。
私も無断商用使用OKだったら乗るしかないこのビッグウェーブに!!って思います。
でもね。実際には「やってはいけないこと」ですよね。私もアラサー。いい年齢になった大人です。商売人として「やっていいこと」と「悪いこと」の違いはわかります。
サイト運営者としての線引きは?
個人的にものすごく気になった点もありまして。
まずは当記事でも書きましたが問い合わせフォーム等がない!
うーん。運営サイト上から問い合わせが出来ません。これ、地味に困るポイントですね。まるすけさんのTwitterアカウントは記載されているので、何かあればTwitterで問い合わせるしか方法がないのでしょうか?
個人の趣味ブログであれば、問い合わせフォームの設置は管理者次第かと思います。
まんまる堂さんは、自身がブログ記事に更新されているとおり、法人としてブログを更新している点が趣味ブログとは異なりますね。ということで、問い合わせ窓口を掲載して欲しかったなあと思います。
次に気になったのは、サイト内にあるコピーライト=著作権者の記載について。
【Copyright© まんまる堂 ドラクエ10 All Rights Reserved.】
あ、これはダメだ。
ダメじゃないかもだけど、まんまる堂さんがドラクエ10に関する全ての著作権のアレコレがあるとは思えない。
同人サイト全盛期でも、同人サイトの作り方を解説しているHPで「著作権についての書き方講座」みたいなHPがたくさんありました。
そこで「コピーライトの正しい書き方は~」や「海外勢に向けた無断転載禁止を促す文章は~」等、サイト作成に関するアレコレが今でもレクチャーされています。
少し検索すれば、問題解決に繋がることがたくさんあります。
それを行わないサイト管理者はいかがなものかと思ってしまうんですよね。
キャラクターを無断で使って商売してはダメ
Wii初日組。DQ10のアレコレを見てきまして。なんだろうな~。なんて言うのかな~。
KANKAKUの問題ですが、いわゆる「二次創作物の同人ルール」とは別な「MY二次創作ルール」を掲げている人が多いなあと感じちゃいまして。
自身や友人が使っているアバターキャラからインスパイアしてLINEスタンプを販売していたり、アバターキャラのイラストを有料で描いてあげます!とかね。
長年同人界隈で陰を潜めて生きていた身としては、純粋に「すごーい!君はこわいものがないフレンズだね!」と思うんですよ。私だったら怖くて真似できない。ファンアートの限度を超えている。まさにこれが【超えちゃ行けないライン】と思うんです。
多分他ジャンルで二次創作のアレコレを経験したことがあると「おいおい。ちょーっとやりすぎじゃない?」と思うアレコレがたくさん転がっています。
ファンアートを超えて有料LINEスタンプを見た時は驚きましたよね。あれ?これセーフ??やっちゃっていいの??みたいなKANKAKU。
ブロガーが盛り上げているから広告効果があるという謎理論
いえね、本当に謎なんですよ。いつ頃だったかな~。DQ10ブロガーがいるからスクエアエニックス社へ広告効果があるという謎理論を見かけまして。
いやいや、ないわ~。ていうか、どれだけ自信満々?!とも思いましたよね。
確かにDQXTVに制作陣が出演した際にも「今回発表された内容は、どこかのまとめサイトが早くまとめてくれるでしょう」なんて爆弾発言もありました。
もっと遡ると、過去にはDQX制作陣がブロガーが集まるオフ会に参加。その様子を写真付で女性ブロガー含む数名が更新し、プチ炎上した過去もあります。
プレーヤーと制作スタッフの距離感が近いという問題点も、もちろんあります。
ですが、今回の問題は、それはそれこれはこれ。
ブロガーが盛り上げている云々理論があり酔狂的な信者と呼ばれる人がいるのであれば、こんなプレーヤーも出てくるのでしょうか。
「まんまる堂が潰れたら、DQ10を引退します」と。
気になるのは運営の対応
話題がいったりきたりしていますが、個人的に気になる事は「DQ10運営が今後どのような対応を行うか」という点です。
今回の件も、DQ10運営とまんまる堂さんがライセンス契約等を結んでいれば問題はないでしょう。ですが、無断でキャラクターを利用して収益を上げていたとすると?
今回の件と関係があるかどうかは判りかねますが。今後リリース予定の『ドラゴンクエストライバルズ』の公式サイトには、動画・生配信・画像投稿に関するガイドラインが既に公開されています。
上記公式サイトに掲載中のガイドラインを一部引用しますと、
株式会社スクウェア・エニックス(以下「弊社」といいます)の提供する『ドラゴンクエストライバルズ』のプレイ動画(ゲーム内BGMを含み、「プレイ動画」といいます)の投稿、生放送配信、および画像投稿は、個人使用の目的に限り、以下に定めるガイドラインに従いご利用いただけます。
「個人使用の目的に限り」の文言がありますね。つまり、法人=商売に使ってはいけませんよという線引きがされています。
これを破れば「ルール違反」ですから、ルールを守って楽しく遊びましょうねというガイドラインになります。
※掲載画像は一部独自処理を行っております。
DQ10運営と個人プレーヤーが親密な関係になっても、スクウェア・エニックス社的には知らぬ存ぜぬ。当然といえば、当然なのかな。
何が皮肉かと言えば、DQ10本編はスッカスカなのに。
ゲーム制作と無関係な点で炎上しているということ。
運営の対応も「当たり前」の一言で片付く問題ですが、燃え上がってしまったDQ10界隈でのアレコレ。
DQ10運営がどのように今回の騒動を終息させるのか、それとも黙り込みをきめてなかったことにしてしまうのか。今後の動向か気になる次第です。