春の陽気に浮かれないキセキの世代
年上と年下に挟まれる奇跡の世代
女性は何歳になっても、恋愛話が大好き。
もっと平たく言いましょうか。
女性は何歳になっても、下世話な話が大好き。
私もまあまあ三十路街道を順調に進んでいましてね。
なんだろうな~この三十路感。
少し前かな。年上の後輩から社内恋愛についての相談を受けまして。ざっくりと社内に気になる男性が出来たそうなんですよ。好きになったお相手と私の年齢が近いから、なんとなく探りを入れられちゃった感じかな。なんだか「仲を取り持ってほしい~飲み会とかセッティングして?」と遠まわしにお願いされちゃいまして。
うん。あれだね。
恋愛相談も業務時間外でしたらって感じもするし、飲み会も必要であれば準備する。でもなあ……セッティングする前に、やっぱり確認って必要ですよね。
何事も、事前準備と調査は大切。
「えっと……○○さんって既婚者ですよね?」
恋愛は自由なのだよ
恋愛の自由と言いますが、恋心を抱くのはある程度自由だと思うんですよね。
例えば、全く接点がない芸能人と一般ファンの関係で、盲目的な恋心や憧れを抱いている人もいますよね。それも自由。本人や周囲に迷惑をかけていない範囲であれば、全然OKだと思います。
もっとハードルを下げると、ネット上で動画配信等を行っている一般人と、支援しているファン層も同様ですよね。上記と同じで周囲に迷惑をかけてなければ全然OKかなと。
こんな感じで「恋愛は自由」と主張したいものの、その前に「お互いが未婚であること」という前提で更新しています。
ごめんなさい!
現在進行形で不倫中の方に事前に謝ります。
感情は自由だし、他人が口を出す問題じゃない。
当人同士の問題と重々承知しております。
不倫に関する慰謝料発生とか社会的なアレコレを文章中で省略したいので、このまま更新します。
同世代が上司と不倫して会社を辞めたのだよ
というのもで、見出しの通りですが。
数年前。私より1歳年下の派遣社員Mちゃんが同じ部署にやってきました。
Mちゃんは芸能人に例えると、乃木坂46のメンバーにいるようなカワイらしくて小柄な女性。声もいわゆるアニメボイスで、甘い感じの立ち振る舞いが、年上の男性上司たちからは好評でした。
一方で女性社員からはMちゃんに対してのあたりが割りときつくて。確かにMちゃんは仕事が遅い。書類を作成するのにも時間がかかるタイプだし、周囲から注意を受けただけで目に涙を浮べるなど少しメンタルが弱い部分もありました。
それでも業務時間内に仕事を終わらせていたし、私個人としてはMちゃんとそこそこ仲良く仕事外で遊ぶこともある関係でした。
そんなMちゃんからも、仕事終わりに食事や酒を呑みに行った時に、よく恋愛の話になっていたんですよね。
Mちゃんには付き合って長い彼氏がいるけれど、彼側の両親が結婚に賛成してくれない。Mちゃんの家庭環境が複雑だから、なかなか結婚を許してくれないと。
そんなアレコレをMちゃん情報のみですが聞いていたので、陰ながらMちゃんと彼氏の関係を応援していた1人でした。
天帝の眼を持つ先輩女性社員がいた
Mちゃんは1年更新の派遣社員。Mちゃんの契約が3年目に入った頃かな。これが最後の契約更新だね~とMちゃんから言われた頃に、私から見ると年上の、先輩女性社員から呼び出されまして。
「込み入った話を聞くけれど、Mちゃんと男性上司について何か話を聞いてる?」
と何ともストレートな話を出されまして。
こちらとしては「What's happened?」。
待って待って待って待って。おちつこう。そして先輩も落ち着いて。
確かにMちゃんと男性上司は、周囲からみても「男性上司がMちゃんを気にいっているんだろうな~」と思っていました。あきらかな贔屓目というやつですね。ですが先輩から聞かれているのはそんなレベルじゃなくて、間違いなく男女のあれこれ。
プライベートな内容をMちゃんに無断で話すわけにはいかないし、かといって先輩女性がこんな事を業務中に聞いてくるのも異例事態。なんとなく言葉を選びつつ「Mちゃんと話す限り、私には男性上司とのアレコレを話したことはないですよ。」と最低限の事実を伝えるに留まりました。
で、他の人にも話を聞いていたようで。結論は先ほどの見出し通り。
Mちゃんは彼氏と同時進行で、可愛がってくれている直属の男性上司と不倫関係へ。
男性上司が既婚者で奥さまにバレて、Mちゃんも上司も会社を去ったという話です。
20代前半だった当時、うわぁ~リアルでこんな展開あるんだ~なんて引いちゃいました。ドラマとかそれこそ家庭板系のまとめサイトとかでこんな展開はよく見かけるけれど、現実かあ。しかもあっさりとバレて、2人とも"一身上の都合"で短期間で退職。
一身上の都合ですよね~そうですよね~と思いながらも、部署内では「2人が不倫関係だった」って何となく広まっていてね。もういたたまれない!この空間に居たくない!
完全無欠の模倣(パーフェクトコピー)だったのかな
今になって思い返せば、Mちゃんはいわゆる女性雑誌から飛び出してきたような女の子でした。
こんな感じで、雑誌から飛び出してきたような愛くるしさがありました。
年齢は近くても社内での立場が正社員と派遣社員で違うので、それなりに制約もありました。私はといえば、あまり私情をビジネスシーンにもちこまないので、仕事先で年齢の近い女友達が出来た事がそこそこ嬉しかったんです。
惚気話を聞くのも楽しかったし、何より彼女が本気で彼氏と結婚を考えていると話を聞く限り思っていたので、純粋に応援していた。
まあ現実は違ったってオチですよね。
Mちゃんからは「彼氏が結婚になかなか踏み切ってくれなくて。寂しくて上司さんに甘えてしまった」というメールが届き、私はといえば「新天地でも頑張ってね」とテンプレ的なメールを返した記憶が。
20代中盤女性は気がつかず、男性上司とMちゃんのアレコレを見抜いていた先輩女性。 先輩女性曰く「2人を取り巻く空気でわかった」そうなんですよね。男性上司の奥さまと先輩女性が知り合いだから、なんとなく男性側の雰囲気が変わったこと。Mちゃんも雰囲気が変わったこと。
私個人は未だに先輩女性から「あんたは10年経っても良くも悪くも変わらない」と褒められているんだか貶されているんだかわかりかねる状態ですが、相変わらず先輩女性には頭があがりません。
天帝の眼(エンペラーアイ)を持つ先輩女性がすごいなと思う次第です。
黒子は私です。
そう言いたい位、影の薄い感じで会社内では働きたいんですよ。
会社内で恋愛相談するつもりは毛頭ないし、友人・知人以外の恋愛話にも興味なし。話を振られれば「へ~。ふふ。どうですかね~。」なんて、のらりくらりと交わすタイプですから。就労時間中の息抜きに恋バナとか、正直重い。聞きたくない。
よくよく考えてみると、友人というか、数少ない親友とかツレと呼べるレベルの人以外の恋バナに興味がないんですよね。
なんだったら 視線誘導(ミスディレクション)して、私の気配を消したい。
昭和生まれと平成生まれの狭間にいます。
年上の女性からは「私は昭和の女だし~」と自虐ネタを披露され「そんなこと言わないでくださいよ~」とフォロー。
年下の女性からは「平成生まれだから昭和の人からゆとりって言われるんです~」とこちらも自虐ネタを披露されれば「うんうん。わかるわかる。」とフォロー。
あれだね。
私の存在って。
バスケットボールではなくて、サンドバッグになってる?!
周囲を読み取る目(アナライザー・アイ)が欲しいと感じる今日このごろであります。