散り逝く華の美学とは?
機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズをリアルタイムで視聴しましたで候。
以下、思いっきり『ネタバレ』が含まれますのでご注意ください。
『ネタバレOK』な方は、続きを読むからどうぞ。
(あくまで個人的な49話の感想となります。)
ただ散らせば良いというわけでもない
たぶんね。私の予想ですが。今日「リアルタイムで鉄血観るぞ~オルフェンズ観るぞ~」ってファン層は。多分90%かな。ほぼ100%に近い確率で、今日誰が散り逝くのか1人は確定していたかと思います。
(ヒント:49話のサブタイトル。)
で、想像通り。
本当想像通りだけど、見事に散り逝く華となりましたね。
どんな形で散り逝くのかなって気になってリアルタイムで観ていましたが、なんだろう。この消化不良感。
「尺、足りてる?」
一視聴者として、感じたのはこれ。
「尺、足りてる?」のかなって。
この話を一話でさっくり終わっちゃう?!
一話と言うか、もっといえば10分強。
なんかね~TVCMがあるのも致し方ない。だからざっくりと前半10分・後半10分ペースですけどね。なんていうのかな。キャラの扱い方が雑。
「え?今日の話ってさ、1人一話で良かったんじゃない?」
と思う感じが満載なんですよ。
観ているこっちとしてもね、もうサブタイトルからして泣く気80%位の気持ちでスタンバイしていたんですよ(マッキー&ガエリオ好き)。
ガンダム同士でどんな戦い方をするのかなとか、2人の会話とかね。
ガエリオの妹&マクギリスの婚約者であるアルミリアちゃん(マッキーの婚約者でまだ少女)が「私は妻だから(以下略)」って父親に言ったシーンは、少しだけうるっときましたよ。「アルミリアちゃん!!!」とか思っちゃいましたよ。
そんなシーンを含めつつ、今回の流れですよ。
ねえ、岡田さん?
尺が足りなかった?
もう少しさ。
何かあったでしょうよおおおおお!
阿頼耶識とかアイン式とか
そんでもってモビルスーツに乗ってからの戦闘シーン。
火星でのシーンもなんだろう。先週までの迫力がないの。観ていて感じる迫力不足。
「あれ?今日の放送って最終回直前だよね?先週なんやかんやであったオルガさん。インターネット上ではサタデーナイトフィーバーとかネタ扱いされちゃってるけど、今週も若干酷い。」
そんな風に感じたのは、私だけでしょうか。
なんかなー。なんかね。(べっぴんさんのすみれちゃん風に。)
ただ散らして逝けば視聴者は満足するってわけじゃないと思うんだ。
今回の戦闘シーンでも阿頼耶識とアイン式がちょこちょこ登場しましたね。
アイン式、あれ起動していたのかな。多分起動してた。ガエリオの声に反応してた。
この2人の戦いはまあまあわかるんだけど、なんていうのかな。
火星の戦いがわりと雑。
悪い意味で、とても雑。
ハッシュ……なんだか雑に扱われちゃったね……。
三日月との会話は「この2人の関係をよく表しているなあ」と思ったんですけど、よくよく考えるとハッシュの設定もなんだか表面的なものだけで終わっちゃった感満載。
なんのために戦っていたんだっけ?
鉄血のオルフェンズ2期の放送が始まり今に至るまで。
そういえば鉄華団って、結局なんのために戦っていたんだっけ?という疑問に至りました。最初のテーマはざっくりと「自立」かなあと。ヒューマンデブリだった現・鉄華団の面々(子供)が大人からの独立と自立。自分達でクーデリアを護衛しながら仕事を完了するって明確な目標がありました。
ギャラルホルン側も、1期はきっちりと立場が分かれていたように思えます。
それこそマクギリスとガエリオの関係性が変わっていくシーンとか、観ていて面白かった。
2期に突入して、鉄華団が本当に目指したかったものは何だったのか。
- 火星の王になる→なれなかった!
- マクギリスと手を組む→失敗!
- 地球へ逃亡計画→リーダー散る!次回、いよいよ最終回!
なんかなー、なんかねー(2回目)。
鉄華団の面々は、何のために戦ってきたのでしょうか。
もうわけがわかんないよっ!
「いのちの糧は、戦場にある」
49話を観終わって、この感想をどこかにぶつけたい衝動にかられたまま更新しておりますが。
鉄血のオルフェンズって、キャッチコピーがこれなんですよ。
「いのちの糧は、戦場にある」
うんうんわかるー。
他にもこれまで登場してきたモビルスーツ乗りの皆さんも名も無き優秀なヒットマンも、みんな何かしらの戦場で輝きを見せています。
わかりますが!
ひさびさに視聴者置き去り感というか、なんだろうね。
主要キャラクターをただ散らし逝けば視聴者は満足するんでしょう的な脚本と構成。
満足どころか消化不良感たまりまくり。
マクギリスとガエリオが対峙するシーンもとても良かったんだけど、なんかなー、なんかな。
もっと時間に余裕をもって行動しましょうといいたくなるTVアニメ今期No.1だと思います。
もっとカットすべきシーンっていっぱいあったんじゃないかな~。
え?ちょ!そこカットせずになんか違うとこ足りなくなってない?みたいにね。
鉄血のオルフェンズも残す所あと1話になりました。
泣いても笑っても次回最終回!
鉄血は女性キャラが空を見上げると何かが起きる。
同じ女性として思いますが、現実世界の女性には、高性能かつ優秀な男性感知センサーは搭載されていないと思います。
とりあえずイオク様が生きてるっぽいので、最後まで視聴します。
もし。
万が一ね。
イオク様がなんやかんやで火星の王になってしまっていたら――。
多分、私は爆笑する。
お願いだから「最終回&完全版は劇場で!」パターンは辞めて欲しいと思う一視聴者の意見でした。